代表世話人挨拶【第19回 循環器Physical Examination講習会】

代表世話人挨拶
 みなさま、第19回循環器physical examination講習会へようこそ。
この講習会は循環器領域を中心にphysical examination、身体所見を学ぶ会です。2003年に発足し今回で第19回を迎えます。今年も昨年に引き続きWeb開催となりました。2年を超えるコロナ禍は社会に大きな変化をもたらしました。医療もずいぶん様変わりしました。ワクチン接種、発熱外来、リモート再診等々が当たり前になりました。感染対策で病棟回診を廃止した医療機関もあるかもしれません。ではphysical examinationは不要となるのでしょうか?衰退していくのでしょうか?答えは『否』です。やはりphysical examinationは診療になくてはならない必須アイテムです。頸部を見ただけでCVPがわかります。手を触っただけで抹消循環、臓器循環がわかります。胸部を聴診しただけでTAVIの適応がわかります。しかも瞬時に、安全に、いつでもどこでも、です。この便利なツールを使わない手はありません。便利で最強のツール、physical examinationですが、たった一つ問題があります。それは『トレーニング』です。当たり前のことですが熟練者のとった所見と研修医のとった所見が同等なわけがありません。熟練者は見た瞬間、触った瞬間、聞いた瞬間にわかりますが、素人は何百回所見をとってもわかりません。でも、大丈夫。Physical examinationは名人芸ではありません。トレーニングを積めば誰でも熟練者になれます。
 さあ、始めましょう!本講習会が皆さんの明日からの臨床のお役に立てればこれに勝る幸いはありません。

令和4年3月
室生 卓

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