坂本 二哉 (Tsuguya Sakamoto)

心臓不思議探検

一日10万回拍動の謎。それなのに心室筋は何故肥大しないのか。そもそも心室筋には悉無律を適用出来ないのでは。房室血流は房室圧格差に依るのか。左室内血流は層流か、乱流か、特殊な流れ(渦流)か。何が左室駆出の原動力か。心室筋の活動様式の真相とは。心室筋に役割分担がある。いわゆる収縮期と拡張期は心室筋の収縮と伸展とどのように係わっているのか。そして大動脈は何故破裂しないのか。知りたいのは「心音はどうして起こるのか」。
とても難しい問題ばかりですが、場合によっては心臓生理学におけるコペルニクス的転回の契機となるかもしれない。人知れずわくわくするこの10年間!!
生涯一兵卒で、「思索(研究)と体験(診療)」の2本立てに挑む。

半蔵門病院 顧問
霞が関ビル診療所
坂本 二哉

疾病診断の要諦は問診、身体所見(physical examination)、そして蓋診(tentative diagnosis)。
各種の検査はその傍証, かつ、それに学んで診断能力の糧(かて)とせよ!

・心臓生理学 revised: コペルニクス的転回を目指して」
(目的:Brain-upを目指す)

日本心臓病学会 FJCC(名誉会員、栄誉会員)、FACC Emeritus, AHA International Fellow。

東大医学部卒、第二内科入局、フルブライト交換留学生(NIH trainee, Chicago Medical School、Mount Sinai Hospital、東大講師、助教授、教授。

日本心臓病学会、日本心エコー図学会、世界心機図学会(世界非侵襲心臓病学会)、アジア・太平洋ドップラー・心エコー図学会(APCDE)などの設立。

レコードによる心臓の聴診(南江堂)、臨床心音図学(同)、後天性心弁膜疾患(中山書店)、心音図の手引き(日本医事新報)、超音波シリーズ;循環器全2巻(南江堂)、ドップラー心エコー図テキスト(文光堂)、僧帽弁逸脱症候群(中山書店)、超高速CTによる心臓病の診断(文光堂)、心臓MRIテキスト(南江堂)、フィジカルイグザミネーションのすすめ(MEタイムス)、心臓聴診エッセンチャルズ(金芳堂)、Systolic Time Intervals (Springer-Verlag),Non-invasive Techniques (Grenmarel Publ.),Mitral Valve Prolapse and the Mitral Valve Prolapse Syndrome (Futura, 同revised Ed),Textbook of Acquired Heart Valve Disease(ICR Publ.). 心血管疾患の鑑別診断(Luisada 訳)(医学書院)、心音:基礎と臨床(Luisada:訳)(東大出版会)、心エコー図学(Feigenbaum: 訳)(廣川書店)、ドップラー心臓超音波学(Hatle:訳)(西村書店)、その他。

クラッシック音楽、絵画鑑賞、歴史遍歴、読書、執筆、長期海外旅行、阪神タイガース