大学6年生で身体所見の魅力に取りつかれ、20年。いまだその魅力から抜け出せずにいます。
きっかけは、身体所見のみで弁膜症の診断だけでなく、その重症度まで評価できることを知ったことでした。
心エコーをはじめとする画像診断が大きく進歩した現在でも、患者さんを目の前にして得られる身体所見には、画像検査だけでは捉えきれない多くの情報があります。
身体所見から病態や血行動態を推測し、画像検査でそれを確かめる。その繰り返しは、循環器診療の大きな魅力の一つです。
私は「身体診察は、ときに画像検査を上回る」と信じています。この研究会を通じて、physical examinationの奥深さと面白さを多くの皆さまと共有し、ともに学び、技を磨いていければと思います。
大阪公立大学大学院医学研究科 循環器内科学
柴田 敦

